2007年 07月 17日
陶磁器の装飾技法2 |
昨日に続き装飾です。
1、唐子(からこ)
中国の子供を描いた図柄で、呉須(ごす)で松の木の下に唐子が遊んでいる
様を描いた図柄です。その昔、七人唐子は献上品、五人唐子は殿様用、
三人唐子が庶民用だそうです。萩焼の切り高台も同じですね。
2、貫入(かんにゅう)
釉面に現れたひび割れのことです。高火度で焼成したあとに、
素地と釉薬との膨張率の違いから生じるもので、
装飾の一種として作為的に施されたりします。
3、化粧掛け(けしょうがけ)
器の肌のほぼ全面を、別種の土で覆い下地を整えることをいいます。
白い化粧土を用いることが多いので、白化粧などとも呼ばれ、
掛け方には浸し掛け、杓掛け、刷毛塗りなどがあります。
4、粉引き(こひき)
白化粧土の泥漿に器全体を浸して化粧掛けし、透明釉を施して
白く見せる技法のことです。粉吹ともいいます。
5、下絵付け(したえつけ)
素地に絵付けを施す釉下着画のことで、その上に釉薬を掛けて焼きます。
コバルトによる染付や、酸化銅による釉裏紅、鉄砂による鉄絵などがその代表です。
6、祥瑞(しょんずい)
中国明代末期に景徳鎮で作られた、染付磁器の最上のものをいいます。
器の底に『五良大甫呉祥瑞造』の銘があることからこの名があります。
表面いっぱいに書き込まれた緻密な幾何文様が特徴です。
昨日に続き、主な装飾の技法と説明でした。
「うつわやはな」は有田焼、唐津焼、萩焼の和食器のお店です。
1、唐子(からこ)
中国の子供を描いた図柄で、呉須(ごす)で松の木の下に唐子が遊んでいる
様を描いた図柄です。その昔、七人唐子は献上品、五人唐子は殿様用、
三人唐子が庶民用だそうです。萩焼の切り高台も同じですね。
2、貫入(かんにゅう)
釉面に現れたひび割れのことです。高火度で焼成したあとに、
素地と釉薬との膨張率の違いから生じるもので、
装飾の一種として作為的に施されたりします。
3、化粧掛け(けしょうがけ)
器の肌のほぼ全面を、別種の土で覆い下地を整えることをいいます。
白い化粧土を用いることが多いので、白化粧などとも呼ばれ、
掛け方には浸し掛け、杓掛け、刷毛塗りなどがあります。
4、粉引き(こひき)
白化粧土の泥漿に器全体を浸して化粧掛けし、透明釉を施して
白く見せる技法のことです。粉吹ともいいます。
5、下絵付け(したえつけ)
素地に絵付けを施す釉下着画のことで、その上に釉薬を掛けて焼きます。
コバルトによる染付や、酸化銅による釉裏紅、鉄砂による鉄絵などがその代表です。
6、祥瑞(しょんずい)
中国明代末期に景徳鎮で作られた、染付磁器の最上のものをいいます。
器の底に『五良大甫呉祥瑞造』の銘があることからこの名があります。
表面いっぱいに書き込まれた緻密な幾何文様が特徴です。
昨日に続き、主な装飾の技法と説明でした。
「うつわやはな」は有田焼、唐津焼、萩焼の和食器のお店です。
by hersan
| 2007-07-17 22:14
| 陶磁器の製造工程と技法